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新たな綿毛が飛んでいく Part 3

Harvest 活動を続けて行くと、多くの出会いがありました。ゴールをみすえ、プロジェクト的に進んでいく事も大切なのですが、予期せぬ邂逅から探究の旅がはじまる場面もあります。Harvest ではできるだけ作為的な仕掛けを減らし、自然な出会いや学びを妨げないように工夫してきました。そこで生まれた一つのチームが「概念型チーム」です、そのチームについて岩田先生が紹介してくれます。27日のポスターセッションでも発表してくれますので、皆様お楽しみに!


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Harvest から派生して広がる「概念型チーム」


Harvest のどの支部の研修会にも応援に駆けつけてくださり、参加者と共に学び、誰よりもたくさんご質問される溝畑先生。その溝畑先生からお声がけをいただいた。「概念型、やってみない?」溝畑先生は、その時のことを、次のようにnoteに書かれている。


僕は中学生には授業ができない。しかし、I先生のおかげで概念型授業の手ごたえを得た。しかも、教科書に手を加えるだけでOK。語彙の多さ、文法項目の先送りなどで難しくなったという教科書だが、既にあるプロジェクト型の活動を目標に逆向き設計すればよい。そんなことを伝えたくて、さっそく、I先生と大阪でワークショップをすることにした。2023年の12月にハーベスト・関西英語授業研究会のウィンター・セッション、学びの祭典で一コマいただいた。

ハーベスト・関西英語授業研究会は、教育に関わる多様な人々が、共に学び合える「たまり場」を創り出す。英語とあるが発表者、参加者は様々な教科、あるいは教員以外も含まれているユニークな集まりだ。日々の実践の共有を中心として、自分たち自らが「自律的学習者」として、共に歩みながら、学び深め合い、自分自身で活かしていく。

僕が「概念型」について概要を10分で語り、I先生が授業を再現する。参加者は中学生になり、持参の端末でハンズオンの体験をする。中学校 2 年生の英語の検定教科書にある単元「修学旅行のプランを提案しよう」の内容だ。思考を促す問いかけから始め、具体と抽象を行き来するプロセスを通して、魅力的なプレゼン成功に必須の項目を探り出す仕掛けだ。とにかく時間が50分と少なかったので駆け足となった。最後には、I先生は、即興要素の高いプレゼンは何度も生徒たちが取り組んでいたが、概念型では抽象と具体のコンセプトが、生徒の思考に深みを与え、また、生徒たちが ICT を活用して効果的に提示できるようになったと述べました!


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そして、このウィンターセッションを皮切りに、小中高の実践者がさらに集まり、教科書ごとのチームを作れるまで大きなグループになりました。また、JASELE やLETといった大きな学会でも発表をワークショップをするようになったのです。そんな「概念型」とは、どのような理論なのでしょうか?詳しくは、12/27のポスター・セッションにて!お楽しみに。

岩田慶子(神戸市立星陵台中学校)


Session 1は無料・Session 2 & 3 は参加費が必要です


ーHarvest Final Session 2025ー

2024年12月20日・27日(土)


-#1 Learning Session- 第32回大会「デジタル教材勉強会」

大阪私学会館・麴町学園女子・ハイフレックス形式


-#2 Get-together Session- 交流・ディスカッション・Harvest解散式

-#3 Fledging Session - Party Time!

関西大学梅田キャンパス & cafenne


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