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~多様な時代を楽しんで行こう~

8月18日、Winter Session以来の関大梅田キャンパスにて、模擬国連ワークショップを開催いたしました。今回は関西大学の「エデュカレ」や「e-LINC」だけではなく、「関西21世紀社会科の会」「在大阪・神戸米国総領事館」や「JAC-US」とも連携して、まさに多様な人たちが集まるセミナーを開催することができました。正解から納得解へ、時代の流れにしなやかに寄り添っていけるイベントになりました。今回のテーマ、<Model UN Workshop 正解から納得解へ~多様な時代を楽しんで行こう~>に基づいた、熱く深い学びの興奮を少しでも伝えられればと思います。



今回の会場となったのは、関大梅キャン4階ラボ。この自由度の高い空間でなければ、パネルディスカッションや模擬国連ワークショップを柔軟にデザインする事はできませんでした。50名を超える参加者や発表者があちこちと動き回る形態は、まさに Harvest が目指しているアクティブな学びの形です。いずれは学校の教室も壁が取り払われ、学びの輪を妨げる障壁が少しでも少なくなるであろうと、今回のセミナーを通して強く感じました。仮に物理的には難しくても心のバリアーを下げていく事が、納得解を創造するのに必要なことではないでしょうか。今回のセミナーはそんなことを強く考える機会となりました。



初めのパネルディスカッションではPBLだけでなく、アメリカにおいての多様性、様々な教育の課題など、多くの論点を整理しながらの話し合いとなりました。いつもの事ですが、英語授業研究会なのに、日本の学校で英語の授業をしているパネリストがほとんどいません。世代も専門性も多様で、様々なバックグラウンドを持つ人たちとの対話こそが、新しいアイディアの源泉になることを改めて強く感じました。



与えられた食事を秩序正しく食べるのではなく、発表者の食材を参加者も一緒に調理していく・・・まさに Harvest が目指す「ホームパーティ」の形がここにあります。対話的・主体的で深い学びというものは、配給を待つ傍観者ではなく、一緒に調理してくれる仲間がいないと成り立ちません。課題について様々な意見が飛び交い、ラボはまさに思考や学びのるつぼと化しました。ケントさんをはじめ、パネリストたちの素敵な仕掛けに、みんな熱中して学ぶことができました。



今回のセミナーのメインである、模擬国連ワークショップも、神野先生の絶妙な采配でとても盛り上がりました。本来であれば長い時間をかけて行う活動を、模擬国連が持つ「状況の徹底的なリサーチ」「他者の尊重」および「納得解の創造」という、大切なエッセンスを90分で体験してもらうという、かなり無茶なお願いにもかかわらず、神野先生の十分な準備と参加者の適応力で、見事にやり切ってくれました。もはや美しさすら感じる協働作業により、素晴らしいワークショップとなりました。皆さん、本当にありがとうございました。



今回も英語教育だけでなく、様々なエキスパートが集まってくれました。特に模擬国連などの活動を通じて育ってきている、若い世代の切れ味抜群の思考には大変感銘を受けました。これからも Harvest にしかできない、枠組みに囚われないワークショップを続けて行きたいと思います。次回のCCCは11月に開催予定ですので、皆さん奮ってご参加ください。

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