レシピ通りではない、人間くさい味付けを♪

突然冬に突入した１１月末、時期として極端に寒いというわけではないのですが、秋が異様に短いと感じた令和６年です。さて、年末の大イベントWinter Sessionの序章として、秋のHarvest Seasonが９月の神戸を皮切りに始まりました。少し間をおいて１１月２３日に、Harvest が生まれた南大阪支部が、Harvest を育ててくれたカシオ大阪で「ＡＩ全盛の中の人間教師の役割」をテーマに、２人の素晴らしい発表者をお迎えしてセミナーを行いました。都会の寒さを吹き飛ばす、安定の熱い会合を報告いたします。

今回は堺市の周藤先生による「概念型指導」、そして八尾市の劉先生による「想像力とセンス」を軸とした、与えられたマニュアルを無視した（？）とても人間くさい話が続きました。２人の発表を聞いていて感じたのは、指導書や計画（レシピ）を軽視しているのではなく、目的場面状況に応じて、素材を活かす味付けの研究が大切だということです。枠に囚われずセンスを磨いた凄腕シェフ達の様々な取り組みは、参加者の心に深く刺さりました。

ハイフレックスの良いところは、距離を無効化できることですね。今回も遠隔地や移動が難しい方、または移動中でもリアルタイムで多くの方が参加して下さりました。会場でもオンラインでも、参加者がアウトプットしやすい場面設定は、全ての Harvest のイベントでこだわっているところです。素晴らしシェフの工夫された料理を、ただ食べるだけのセミナーや授業は終わり、素材をしっかり観察し、栄養や味付けをどうしていくかを考え、みんなで一緒に調理していく活動こそが、AIにはできない人間くさい味付けではないでしょうか。

楽しい時間はいつもあっという間に過ぎていきます。今回参加して下さった皆さん、そして素敵なホスピタリティで迎えてくれた南大阪支部の皆様、本当にありがとうございました。なんとこのイベントの次の日は、今井先生（関西大学・Harvest 相談役）をお迎えした奈良支部です。こちらも熱いイベントとなること請け合いです。さあ、皆さんも Join us!!