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執筆者の写真Senshu Harvest

It Don't Mean a Thing, If It Ain't Got That WAKWAKU♪

12月23日、関西大学梅田キャンパスにて、Harvest初のビッグイベント ”Harvest Winter Session 2023” を開催いたしました。Learning FESという名前の通り、初めから終わりまで、ワクワクが止まらない、素晴らしいイベントとなりました。



関西大学梅田キャンパス・関西大学e-LINCと共催させていただき、素晴らしい施設でイベントを開催することができました。梅田という素晴らしいロケーションのおかげで、会場には150名以上の参加者が、そして共催しているデジタル教材勉強会やオンラインを合わせると、300名以上の方々に関わっていただき、まさに2023年度の集大成となりました。



FESの始まりは、文部科学省初等中等教育局視学官の直山木綿子先生の基調講演からでした。ご存じの方も多いと思いますが、直山先生は小学校での外国語・外国語活動に長年ご尽力され、もし彼女がいなければ小学校の外国語は、今よりずっと混乱していただろうと言われています。今回の基調講演では、小学校から始まっている学びが、中高でどうつながっているかを、学習指導要領を比較しながら改めてご講演していただきました。相変わらず小気味良く的確な説明は、聞く人の心をグイグイ引き寄せます。



8階の大ホールに集まってくれた方々を巻き込んだ講演は圧巻でした、オンラインにも気を配っていただいたので、運営側も非常に助かりました。直山先生がみんなの心に火をつけてくれたおかげで、大きな会場の熱気がどんどん上がっていくのが分かりました。



基調講演の後は信田先生(中学校)、森田先生(高等学校)、今井先生(大学)のHarvestが誇る精鋭たちとのパネルディスカッションを行いました。今回のテーマは「英語教育の断捨離」、つまり限られた時間で目標に向かって進むために、全ての荷物が必要か改めて考えてみようと試みました。それぞれの立場から<学習者を真ん中に>するために、何が必要かを学ぶことができました。また、参加者からもご意見をいただくことができ、非常に濃厚で学びが深い時間は、あっという間に過ぎてしまいました。



パネルディスカッションの後は、7階で12の分科会が行われました。8階の熱気がそのまま各部屋に伝わり、熱く深く学ぶ機会となりました。発表したい発表者と、参加したい参加者がつながる、素敵なHUBがあちこちに生まれました。また、テクニカルスタッフのおかげで、全講座ハイフレックスという、かつてない規模で開催することができました。



分科会一覧

Canvaで作るワクワク教材

ClassPad.net(ICT学習アプリ)の導入から活用まで

③ ルネサンス大阪とQQEnglishで実現する、個と向き合う英語教育とは

 久保健都(ルネサンス大阪高等学校) 渡辺健太(株式会社QQEnglish

④ 論理・表現Ⅰにおけるディベート活動の在り方

 坂井峻也(神戸市立葺合高等学校

⑤ "Englishes" Make a Difference

 土岐泉(Japan & Beyond

⑥「概念型カリキュラム」の理論と実践

⑦「認知能力」と「非認知能力」を一体的に育む学校づくり

 坂上渉・尾崎友・金子かおり(亀岡市立亀岡川東学園舞鶴市立和田中学校

⑧ What is Social-Emotional Learning?

 竹本ちさき(Canadian Academy

⑨「リフレクションって結局なんだろう?」を探究する

 大窪武志(高槻市立桜台小学校) 芹澤和彦(大阪高等学校

⑩ VTS(Visual Thinking Strategy)や対話による美術作品の鑑賞を通した学び

⑪ 学校の作り方 2 〜保護者の情熱で学校が立ち上がる!?

 小佐田裕美(うつほの杜学園

アインの見た、碧い空。ーベトナム技能実習生問題について語り合おう

 近藤秀将(行政書士 / ベトナム国立フエ科学大学特任教授



分科会と並行して4階では、デジタル教材勉強会(以下、デジ教)を開催いたしました。デジ教主宰の米田先生はHarvestの相談役でもありますので、このコラボが実現できました。参加者は分科会にするのも、デジ教に参加するのも自由です。境界を自由に超えられるのも我々の目指す<Harvestの強み>なので、Sessionに幅を持たせることができました。



あちこちから活気ある声が聞こえる7階とは違い、ほとんどの方がタブレットを静かに見ています。なんと、企業のポスターセッションは完全オンラインで、各自が好きなオンラインのミーティングルームに入るという、全く違う形で開催されています。会場がゲートウェイとなり、クラウド上に学びの空間が生み出される・・・このような形でも開催できることが、ハイフレックス開催の醍醐味だと思います。



デジ教の発表者には松山代表を始め、Harvestより3名の先生が手を挙げてくれました。デジ教は英語・情報が大きな軸ですが、今回はHarvestとの共催のため随分英語に寄せていただきました。多種多様なソフトやアプリを使った活動以外にも、生成AIなどの新しいことについても鋭く切り込んでいくデジ教からは、いつも刺激を受けています。



FESの締めくくり、最後の全体会で相談役の今井教授が、本日の Harvest を分析して下さりました。我々は<学びの航海>で迷わないように、役割分担をのために枠組みを作り、大きな船を動かしています。ですから、凪や高波の時には我々自身が自律的に考え、行動していなければなりません。上位目標は航海の継続であり、枠組みの保存ではありません。協働できる仲間たちと共に歩める幸せを感じて、これからも歩んで行きたいと思います。



今回開催にあたり、特にご尽力いただいた関西大学梅田キャンパスの松田さん、テクニカルスタッフとして配信関係をご整理いただいたELPAの岡田さん、そして関わってくださった全ての方々に感謝いたします。Harvestは「楽しく学び続ける教員集団」として、次年度も積極的に活動していきたいと思います。本当にありがとうございました。

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