Harvest 北大阪第８弾ホームパーティレポート

　北大阪支部独自の取り組みとして、参加無料のオンラインホームパーティ。８回目を迎える今回は、「ＡＩの活用」をテーマに開催しました。

　対話を続けて行くと参加者から、ディベートの壁打ちとしてChatGPTを利用したり、生徒が企業インタビューをする際の質問内容の補足をＡＩに尋ねるというような、具体的な活用例が出てきました。学習者だけでは気づけない英文法の誤用や英語的な感覚を、ＡＩを活用することで、指導者の力量に依存せずに克服していけるなど、様々な可能性につながる実践が共有できました。学校という組織は、ややもすると「正解」を求めがちですが、ＡＩへの問いの投げかけから答えだけではつまらないこと、またヴァーチャルな対話役を通して新たな「問い」の面白さに気づくことができることなども指摘されていました。ＡＩを教育現場で活用するのであれば、特に指導する側の活用手腕や授業課題の目的が問われる・・・そのあたりが課題であるという納得解を出すことができました。

　学びに向かう態度として、探究的思考の枠をいかに持ち、自己鍛錬することが求められる中、人としての感情の高まりは生身の人間でなければ＜共有できない＞ことの共通認識が、今回のパーティーのメインディッシュとなりました。対話を通じて、やはり人としての「軸」の大切さを感じることができ、約９０分間があっと言う間のHome Partyでした。参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。